2010年 10月11日〜14日

 群馬グンマGUNMA!

 1年において、稲の収穫が終わってしまえば後の憂いが無くなる…という事で、思う存分に釣りをする為に突然の群馬行きを計画しました。


1日目:10月11日(日)

 仕事から引くなりすぐに帰宅し、すぐに整えて11時に出発。新大阪から新幹線を使って東京へ。東京からは特急「とき」に乗って高崎まで行き、そこからまた乗り換えて18時過ぎに前橋へ到着。

 久々の前橋駅構内が少し綺麗になっていたので、さぞ駅前も変わっているんだろうな〜♪と思って駅の外へ出たら、

 違う意味で変わってました。駅前のイトーヨーカ堂か何かの店が閉まっていたし、店の灯りも暗いし、若者をはじめとして全体的に人通りが少なく感じられました。(悲

 バスで上毛電鉄中央前橋駅まで行き、電車に乗る前に駅付近で有名所のじゃんじゃんらぁめんで夕食にしましたが、ここの周りの商店街も寂しそうでした。人が多そうな町なのに、圧倒的に人通りが少ないです。川沿いの歩道も歩いているのは僕一人…。

 食後は、また電車に乗って移動。連休最後の19時台だというのに、電車の利用客もかなり少なくて僕を含めて4〜5人。これは寂しすぎる。たまに乗るJR和歌山線でもここまで寂しくないですよ。

 19時40分過ぎに新里駅に到着。ここには宿泊先からのお迎えが来ておりました。ちなみに、今回お世話になった場所は、がるばさんというペンションです。

 今日のところは、到着してすぐにお風呂に入り、風呂上りに濁り酒やミサ用のワインを少し飲ませて頂きながら、オーナーや他の宿泊客によるギター演奏に耳を傾けました。

 ペンションは山の中にあってとても静かで、空気も良い場所でした。ツキノワグマが時折出没するらしく、その話を聞いて喜んで飛び出そうとしましたが、オーナーに止められました。(当たり前か


2日目:10月12日(月)

 午前6時半に起床。朝食を頂いてすぐに荷物を持って出発。行き先への送迎はがるばさんが御好意でやってくれるんです♪有り難いです。

 で、やって来たのは、2008年9月17日以来となる、宮城アングラーズヴィレッジ(以後宮城AGV)です。

 到着して受付を済ませるなり、フィールドへ急行!ベタだけど、バーゲンで店に駆け込むような怒涛の勢いで立ち場所を確保して準備して釣りに入りました。

 まずは1匹釣るぞ!という事で、4インチセンコーを投入して障害物の横や下へ放り込むといった普段の釣り方で開始しました。数投目で本日最初の魚がヒット!

 結構反応が良いです。次々と後も続きます。サイズ的には、25センチ〜30センチのサイズが2〜3投毎に、もしくは、ほぼ連続でテンポ良く釣れました。

 更に途中から、クロー系ワームも使用しました。障害物周りや底を探って行くと時折35センチ〜37センチ相当のサイズも出てきます。そのまま勢いは止まらず、ただひたすらにバスの数釣りを楽しみました。

 そして、正午にもならな2時間と少しの時間で、持ってきた4インチセンコーは全て使い切りました。

 ここで、大抵の人は"何でブラックバスを釣るのに群馬まで遠出する必要があるん?"と、疑問に思うでしょうけど、最近のバス釣り事情を顧みて、

今や、数時間で20匹〜30匹も釣れるような場所があるか?

魚体はボロボロやけど、筋肉質で強烈な引きを味わえるか?

 と考えますね。近場の池は釣り禁止で減少、辛うじて釣りができる池には釣り人が大挙して集中、釣られ過ぎてスレてしまってルアーへの反応も悪いし、餌も得られず痩せた魚が多いのが今の釣り場の現実…。

 "エゴと欲の塊"の権化みたいな釣り人にとっては、釣れるならもっと多く釣りたい!って考えませんか?

 ただ純粋に"釣る"事をしたいなら、釣れる環境が整った場所で釣れるなら最高じゃないですか!その目的を達成する為に対価を支払うのなら良いじゃないですか!僕はそう思います。

 更に、僕の記憶が確かであれば、宮城AGVのバスは、フロリダバスだったと思います(間違っていたらスイマセン)。ですので、尚更釣りに狙う価値はあると思います。

 気が付いたら、14時になろうかという時間だったので慌ててお昼を食べ、午後からはのんびりとしました。周りを見渡せる余裕があったので、フィールドの風景の撮影もやっておきました。

 その後、すぐに釣りを再開。午前中よりかはペースが落ちたけれども、そこそこコンスタントに釣れました。

 "どーせ、釣れるつってもワームに頼るばっかやろ?"と思うかも知れませんが、

 ちゃんと、プラグでも釣れます。フラッシュミノーに対して果敢にアタックしてきました。宮城AGVには、しっかりとルアーゲームを成立させてくれる魚が居ますよ。常に魚のコンディションを良い状態で維持しています。

 その後は、気分転換を兼ねてキャットフィッシュ狙いに変更。スタッフの山崎さんの協力を得ながらキャットフィッシュを釣らせてもらいました。とっても引きが強烈でした。なんせ、フッキングした瞬間にラインが"パチン!"と弾けて切れてしまう場面もありましたから…。

 MAV日記・10月12日分の1コマに僕が載っていますが、見事に力負けして水際へ引きずり込まれそうになっています。見事な弱腰姿勢で写っている姿が笑えますね☆

 何度かキャットフィッシュと格闘してから、2年前も魚の物凄い馬力に圧倒されていたなぁ…と思い出してしまいました。ナマズパワー、強烈で面白いです!

 それから、日没までの間はバス釣りを再び続けました。今日一日で、バスだけでも40匹近くは釣ったと思われます。

 日が暮れた頃から、スタッフの養田さんの協力と御指導を得て、キャットフィッシュ釣りを楽しませて頂きました。フッキングのタイミングとヒット直後の駆け引きでは、魚に主導権をとられないようにする方法、釣り上げる為に必要なタックルバランス及びルアー調整の必要さを学びました。

 その違いは、1匹釣るのがやっとだったキャットフィッシュが、チューンされたタックルとルアーを使う事でヒット率及び魚との力勝負にかけて、差は歴然でした。これも、好きな魚を釣り続けてゆく為に必要な事であり、追求して行く途中に得られる楽しみという事ですね!

 で、本日の釣りが終了し、ペンションへは社長が直々に送って下さいました。僕なんかの為に恐れ多い事です。

 お風呂に入って食事したら、すぐに疲れて寝てしまいました。1日遊び通した疲れでしょう。(笑


3日目:10月13日(火)

 今日も、午前6時半に起床。準備を済ませてペンションの送迎を受けて本日も宮城AGVへ。相変わらず今日も朝から多くの釣り客で熱い!です。

 しかし、釣りを始めてみると、今日は昨日に比べて魚のテンションが低い?ようで、周りの状況は今ひとつ。昨日と同じで、午前中は底付近かな?と思ってクローワームで障害物付近から入れて底へ落としてみると、

 強烈な辺りが出ました。引きも中々強力で、かなり押されましたが、何とか釣り上げられました。サイズ的には35〜37センチなのですが、サイズ以上の力強さに脱帽しました。

 その後も、続くか?と思われましたがあまり続かず、単発で25センチ前後が釣れる程度で、プラグも追って来るけどバイトに至らない事が何度かありました。

 午後からは一気に暑くなって魚が物陰に入るようになったので、僕の格好の的となり、数釣りを楽しませてくれました。本日釣ったバスの数は、大体30匹前後でしょう。

 本日も、日が暮れてからが一層熱くなりました!今日は、待ちに待ったストライパー狙いですよ!日没直後は自力で狙っていましたが、一回当たっただけでその後がサッパリだったので、スタッフの御協力を頂いて挑戦しました。

 つまり、餌(生きた魚・ペレットという飼料)を撒いてもらって活性の上がったエリアで釣りをするという究極の手段です。しかし、何度かはヒットするけれども確実なフッキングができない…。スタッフ曰く、合わせるのがまだまだ遅いとの事。

 それでも、何とか1匹釣りました!ザッと見て35センチ前後のサイズでして、昔釣った奴に比べるとサイズは小さいですが、パワーは強烈で楽しむには十分でした。

 その様子は、MAV日記・10月13日分に載っています。

 余談ですが、ここ数年の間に、宮城AGVではストライパーを大量繁殖させて放してあるそうです。言われてみれば、日中足元を回遊しているバスに混じって少し毛色の違うような魚が居たような気がしますし、ライトアップされた水面にはストライパーがうじゃうじゃ浮いてきていました。

 話によると、ストライパーは基本的に臆病な魚らしいから、夜の方が釣れる確率が上がるそうです。

 サイズ的にはバスと似たサイズが殆どだったので、個人的感想ではまだまだ小さいなぁ〜と思いますが、パワーはストライパーの方が圧倒的に強いので、今の状況で釣っても十分楽しめますが、今後の成長による魚の大型化が楽しみで仕方がないです。

 その後も苦戦は続きましたが、何とか帰る間際に1匹追加。バスとは違ったアプローチと引きの強烈さに興奮しっ放しでした。

 ホントに、

日本国内で、良心的に海外の魚を釣らせてくれる場所があるか?

 いや、宮城AGVしかないですね。ストライパーなんてアメリカへ行かねば釣る事ができませんし…。

 周りにいた人達のように数を釣る事はできませんでしたが、例え1匹でも釣れた事が嬉しいです。それに、少し悔いを残しておけば、次もまた行こう!という気分にもなりますしね☆

 しかし、この魚に至っては攻略の為の予習ができないんだよなぁ。(笑

 本日も、社長の送迎を受けてペンションへ戻りました。社長さん、本当にありがとうございます。

 ペンションに戻った途端、一気に疲れが来るせいか、今日もお風呂から出て食事を済ませたら、すぐに寝てしまいました。おまけに、顔が日焼けしたどころか、一気に皮までめくれてくる始末でした。(焦


4日目:10月14日(水)

 今日は、午前7時に起床。家に向かって帰る日ですので、朝を食べたら荷物をまとめて新里駅まで送ってもらいました。

 駅のホームで電車を待っている間、名残惜しくて風景を撮影なんかしてしまいました。

 帰りは、勿論行きと同じルートを戻ったので、上毛電鉄・新里駅→中央前橋駅→バスでJR前橋駅→JR高崎から"MAXたにがわ"で→東京→のぞみでJR新大阪というルートで帰阪しました。

 家には17時前には辿り着きましたが、新幹線の中で酎ハイを飲んでしまっていたが為に、疲れがドッと出てしまい、片付けもそこそこにして寝込んでしまいました。

 最後が全く締まりませんでしたが、今回も良い旅行でした。宮城AGVの社長さんをはじめ、スタッフの方々も覚えていて下さっていたし、親切にして下さって本当に嬉しかったです。勿論、宿泊先のがるばさんにも、かなり僕の我が侭を聞いて頂けましたし…。

 社長さんとは、再会の約束を交わしましたので、2年・3年先になろうとも、また宮城AGVで遊ぶ為に群馬へ向かうつもりです。

 次に行く時まで、魚を研究してレベルを上げて、ハイレベルなタックルを揃えてみせますよ!

 こうして、僕の釣り人ライフはまだまだ続いて行く筈です!

おしまい