ためになったある話
少し前に、自分はバスプロとかは到底自分のような人間には絶対理解される存在ではないと決め付けていた時期があり、自分の考えを少し見直すきっかけがあった話がしたいので載せます。
少し前、僕は谷川さんとある話をした。それは、
亀田:「今のルアーやタックルってバスプロとかが設計した奴って多いじゃないですか。目的はバスを釣る為の効力を高めるのが設計の目的じゃないですか。その上何か分かりにくい理論やら話やらでウンザリ。その度に、いつも何か引っかかるんですよ。」
谷川さん:「何が?」
亀田:「上手く説明できないんですけど、バスプロ達が作ったルアーや道具が出たり、とある釣り方が成功してしまうと流行が作られたみたいな真似になるのが理解できないんです。まるで、それだけが1+1=2の様な、唯一の正解みたいな答えしかないような感覚になるんです。すると成功したバスプロとかは学界で認められた学者みたいになって、そうすると今までの古い釣り方などが否定されてしまうような感覚に嫌気が差すんです。僕らはそういう釣り方や理論は用いなくてもそこそこ釣ってるし、今まで通りでも前とは何も変わらないけど否定に近い定義がなされてしまう。釣りは常に変化する自然の中で行われる物であるし、釣り自体に絶対の答えなんて存在はしないから苦労したり楽しんだりするのではないでしょうか?バスプロの理論や道具一つで釣り方が統一されたり偏りが生じる傾向は僕には解せません。」
谷川さん:「確かにわいらみたいにこだわり持ってたり、自分の経験だけで続けてる人間には理解しにくいもんやけど、例外があるんや。自分もそういうのに近い事は考えた事はある。」
亀田:「何ですか?」
谷川さん:「俺はよく琵琶湖行くやろ?昔のある時期にな、バスプロに会ったねん。家に帰って雑誌見てから気付いたんやけど。次に行ったらまた会ってん。と言うても声掛けられてんな。今度はもう誰か分かってるから何が目的で琵琶湖をウロウロしているか聞いてん。」
亀田:「で?」
谷川さん:「アマチュア、むしろ一般人の釣り方を研究に来たらしくて、一般人の一風変わった発想や釣り方を自分の研究に取り組んで釣り方やルアー設計に生かす為に来たんやと。大概のバスプロは一般常識みたいになったセオリーでガチガチになっとるから、それを覆せば何かええ事あるかもしれへんとか言うてた。」
そういう会話から中には発想の転換を求める人がいて、釣りの可能性を狭くすることが無いようにしている人がいるんだと痛感、ひょっとしたら今日の非常識が明日には常識になるかも知れない。自分ももう少し自分だけのスタンスのみに囚われるのではなく、広義で魚を釣る為の創意工夫とこだわりを持って臨むべきだと考えた。しかし、考えれば考える程に難しいでんなぁ〜。
まとまってませんが、そういうお話でした。