文化祭の代わりに・・・
11月1日(木)、JR比叡山坂本でT君と待ち合わせて、琵琶湖で谷川さんとM君と合流してから釣りをするという手筈だったので家を7時半に出る。
この日は学校の文化祭ではあったのだが、出し物は無い→企画書の申し込み日が忘れていたし、近すぎた→学校側は荷物輸送の車を敷地に置かせてくれない→すると1日中車を置いておける場所がない→じゃ、沢山道具を使わないで代わりに「亀田手品ショー」をしようか?→全員反対!反対!大反対!!→「それなら釣りをしましょう」というM君の意見が採択されて、都合の付けられた4人が琵琶湖に集結したのである。仲谷よ、車のローンを払うために頑張って働いてねー。
10時半頃にJR比叡山坂本でT君と合流、その後に谷川さん達と合流して琵琶湖大橋の近くにある水路をメインに釣りを展開する。合流した直後谷川さん達は既に朝の3時から釣りを始めており、ハスしかつれておらず、M君も子バスで今一つで半ばお疲れモードになっていたが、釣りをするからにはするぞという事で4人揃って開始する。
今回珍しく僕が口火を切って32〜33センチのバスをスピナーベイトで釣ると、疲れてフラフラしていた谷川さんは一気に気合いを入れ始める。後に単独で別の水路へ移ってしまい、しばらくしてから僕が釣った水路から北へ進んだ水路で40センチクラスを釣ったと電話が入ったので駆け付けたのだが、魚を掴んで水に浸していたが暴れて逃げられたそうで、我々は間に合わずお目に掛かれなかった。その時の谷川さんの様子に違和感を感じました。なんと、このバスを釣る前にも魚を掛けたそうですが、ばれた際にシンカーが飛んできて顔面に命中!偏光グラスのレンズが粉々に砕け散り、破片が目に刺さっていました。痛々しい大きな傷も瞼の近くに残っていました。そんな目でバスを釣り続けるとは・・・。後で聞けば、今までの無敗続きだった僕との対戦成績に黒星がつくのを恐れて、僕の先手がかなりこたえたらしく、釣り負けたくない一心だったそうです。
写真:4人に合流してから僕が一番乗りで釣り上げたバス。写っている魚と僕よりも、この場所がどこであるか見当が付く人はかなりの琵琶湖通ではないかと勝手な憶測をする。 撮影者はT君。 |
それからずっとこの水路で釣り続けました。しかし、数時間は全く動きが無く疲れ始めたのですが、15時を回る頃に僕の立っていた対岸、先程谷川さんが40センチを釣った時に立っていた場所の近くで大きなバスが跳ねたので、T君がその場所へ行きフロッグを投げ始めました。すると、何投かでバスが浮き草から飛び出して来たのですが針に掛かりませんでした。そのすぐ後に谷川さんとM君も近くに来ました。谷川さんは、「そや、フロッグとゆー手段があったんやん!見ててみぃ!フロッグで魚掛けたるわ!」と言ってフロッグをガスガス投げ始めました。僕はその時、「いい加減ヘミングのミノーでバスが釣りたいなぁ〜」と言ってミノーを投げ続けていたのですが、ギルばかりが釣れる始末。通算すると、子バス1匹とギル7匹という計算になっているのです。ギルばかりが釣れるので、「これ、ほんまにバス釣るミノーかいな?」と弱音を吐いてしまう。
そうやって一人勝手に違う世界で戯れていると、本当に谷川さんがフロッグで魚を出す!魚は必死に浮き草の中へ逃げようとするが、谷川さんがそれを阻む!魚はしばらく頭だけが浮き草に潜って、尻尾は天に向かってそびえ立つ格好でした。サイズはパッと見て41〜42位でした。それでも谷川さんは動揺一つせず浮き草の塊ごと引っ張って来るではありませんか!しかし、この我慢比べはバスの勝ちでした。あともう少しの所で暴れて針を外して逃げられてしまったのです。その浮き草を手元まで引っ張ってきたら、地形が思いっきり変わってしまいました。。
写真:バスが釣れたと思いきや、上がってきたのは馬鹿でかいブルーギル。気持ちもちょっとブルー。僕の左隣の赤丸印は人の顔が写っている心霊写真・・・じゃなくて、谷川さんのフロッグにバスが飛び出したポイントです。 撮影者はT君。 |
それから17時の終了までみんな近くに固まってフロッグを投げていました。僕はギルばかり釣っていましたが、しばらくしてからARMSポッパーに切り替えてトップを始めたのですが、それでもギルが釣れ続けました。どうやら、うちの先祖はギルに恨まれるような事をしたのか?とおかしな事を考えていました。その隣で谷川さんは30センチクラスのバスを追加していました。
17時で切り上げてT君と別れて、僕は谷川さんの車に大阪方面まで乗せてもらいました。帰りにPOPYEという店に寄って帰りました。品物が多くて何が何だか分からなくなっていました。それでもM君と谷川さんにはどれが何だか分かるらしいのだが、端で聞いていれば日本語じゃない会話に聞こえました。
近鉄布施駅まで谷川さんに送ってもらい、家に帰り着いたら23時半でした。更に翌朝、天王寺駅で竿を倒したときにカマー(スピニングロッド)の竿先を折っていました。合掌。