2015年 8月26日

 合川ダム釣行記2015 夏

 春に続いて行きましたよ!夏と言うよりも、むしろ秋に近い感覚ですね。

 沖縄〜九州地方に大打撃を与えて北上して行った、台風15号の影響に怯えつつも、出発を決意。普段よりゆっくりしながら合川ダムを目指しました。

 いつもの如く、何とか山遊館へ無事到着。道中、落石やら崩れた箇所が幾つかありましたが、こんなのはいつもの事だし、僕の予想よりかは被害は小さいなと感じたので気にはしません。

 さて、受付ですが、何?この人数??大会でもすんの???と驚く程の釣り人に目を疑いました。少なく数えても13〜15人はいるぞ…。

 聞けば、釣りクラブの合宿で、3日目の釣行だそうです。確か、昨晩電話で問い合わせた時に、向こうが「釣りはできます。今日も舟は出ました。」とか言っていたなぁ。合点。

 しかし、釣りクラブってのはええなぁ〜。大勢で楽しそうやな〜。僕も学生とかの身分だったら加わって大勢で賑やかに釣りをしたい位ですよ、ホントに。

 羨ましそうに眺めている場合じゃない!と気が付いて、船着き場へ急行し、サッサと準備して出船。しかし、先発した団体と一般客がひしめきあってしまい、割り込む余地が無い…。つまり、自分が落ち着いて釣りができる場所が無いのだ!

 ただでさえ、昨日までの雨による濁りを回避できて、かつ、風を避ける場所は非常に少ない!あちこち細かい移動を繰り返して、序盤の1匹。

 うーん、物足りないな…。春の釣果が滅茶苦茶調子良かっただけに、このギャップに苦しむのですよ。

 だけど、苦しんでいる場合じゃない。次、次と…行きたいけど、団体はずっと腰を据えて丁寧に釣りをしています。それに比べて、僕はあっちこっちへ移動を繰り返す始末。向こうからしてみれば、チョロチョロ動き回って目障りな奴だと思われていたに違いないです。

 そんな事をしている間に、正午。

 そうです。今回は完全にチャンスを逃し…いや、掴む間すら無かったですね。時間を文字通り"浪費"した釣りは今回が初めてだと思っています。

 気温も上昇し、道中買って来たおにぎりが日光で酸っぱくなってしまう有様の中、撤収を考えましたが、逆にここまで分が悪い釣りになると、妙に諦めが悪くなって来ました。

 流木群を攻めるものの、出てきた魚を上手くフッキングできずに逃すので、今度は沈んだ木を狙ってワームを落とし込むと、4時間ぶりのヒットがありました。

 慎重にフッキングし、やりとりも丁寧に行って、無事キャッチ。いやぁ、非常に貴重な1匹ですよ☆

 後から考えても、セオリー無視の、"何でこんな場所で釣れるん"レベルの魚との遭遇です。

 今回、撮影は後回しで、すぐに次の魚を狙いに行く程の余裕の無さでした。

 しかし、突如エンジンが掛らなくなり、「あ、もうダか…」と、神のお告げ的な何かを感じ取ってしまったので、桟橋へ戻る事にしました。

 桟橋では、一般客の男性が片付けを行っていて、僕も続いて片付けを始めた途端話しかけられたので、片付けをしながら会話に興じました。

 その間に、さっき釣った魚を撮影。今回は雑です。サイズも分かりません。30センチ程度にしておきます。

 その人が切り上げたのは、やはり僕が思った通り、今回多すぎる団体客に加えて釣果が芳しくないので、早目に切り上げたそうです。

 こっちも、同調しながらも「エンジンが動かなくなったので、撤収を決めて戻って来たんですよ…」と笑っていると、「いや、それは勿体ないでしょ。山遊館へ連絡を取り付けますね」といって電話で修理を依頼してくれました。あの、片付け始まってるんですけど…。

 その方は、「もう少し頑張ってみて下さいね」と言って立ち去りました。僕は、呆然としたまま桟橋で横たわって到着を待ちました。

 修理完了後、あと30分程頑張ろうと思った矢先に「もっと狙えば釣れますよ。少しとか言わずにもうちょっと頑張って。」なんて言われてしまい、早々に帰れなくなり、半分ヤケっぱちの延長戦へ突入。

 近くに誰もいない影になる流れ込みを探して丁寧なアプローチを続け、1匹追加。だけど、サイズがサイズだけに、報われた感じがしません。(血涙

 加えて、その後が続かずに16時にはもう、降参しました。いっつも正午で終わっているのに比べたら、今日は頑張ったよね!?

 今回の反省は、序盤の午前中にチャンスを掴みに行く事が出来なかった事であろうと思います。無闇に動き回って定着できずに時間を無駄にしてしまったのは自分でも自覚はあります。

 年内にもう一度頑張りたいけど、さすがに来れるチャンスは無さそうだなぁ…。

 なので、この悔しさを忘れずに、来季の春訪れて頑張ってみようと決意してダムを立ち去りました。

 こんなシーズンの終わり方も、たまにはあるよね!?

おしまい