2008年 5月3日〜4日

 大人しくしようと思った。今年のGW

 ところが、サターン君とのやり取りで一泊釣行が決定。行き先設定は僕が風屋ダムで、サターン君が舟と民宿の手配を行いました。

 しかも、今回は手漕ぎを借りてサターン君はフットエレキと取り付け専用台、僕はバッテリーを持参しての持ち込み装備で挑みました。エンジンは要らないという予想で…。

 5月3日(土)、午前5時半にレンタルボート川津で合流。すぐに受付を済ませて釣りに入る。しかし、何とかなるだろうと思って情報を入手していなかったのが仇となりました。

 まずは、釣果。釣れているのかどうかも分からず、結局不明のまま。

 次に、現地の天気。晴れかどうかしか調べておらず、一日中の気象条件すら確かめずにいました。

 最後に、地形と水位。昔一度来た時と違って、激しく減水。標準的な水位の位置とは10メートル近くは低い水位だった為、水際は砂利ばかりでした。

 その3つのミスが致命的であった事は間違いありませんでした。

 開始直後はやや曇りで風も穏やかであり、普通に釣りをするには何の支障も無く、サターン君は30センチ前後のバスを3匹+取り込み直前で逃す一回という好調振り。一方の僕は、1匹は1匹だけど、ケタバスという有様。

 殆ど同じようなポイントにキャストをしても、ルアーの違いか何か微妙な差が出てしまうのか、サターン君ばかりにヒットが出る有様でした。

 ところが、10時過ぎから風が強くなり、11時にはダム全域に波が立ち続けてしまったせいでじっとしていられずに一時釣りを中止する有様に。休憩を挟んで午後からも釣りに出るが、快晴ではあるけども風で舟の維持ができずに釣りは困難を極めました。

 結局、ボート屋が終る頃に風は緩くなりましたが、昼間あれ続けた影響のせいか、水面近くでバスの姿を見かける事はありませんでした。また、小魚も桟橋付近以外で見かけなかった事も、妙にベイトフィッシュが少ないダムなのかな?という印象も受けました。

 明日は巻き返しを誓って近くの民宿へ一泊しました。民宿のオバン共に大学生と思われ、半ば子供扱いされました。学生だったのは、もう8年程昔の話じゃい!


 2日目の4日(日)、受付を済ませるなりすぐに舟に乗り込んで出発。今日も昨日みたいに強風と波が出ては困るので、それまでに釣れるだけ釣ろうと思ってはいましたが、どこもかしこも魚の気配が無い。辛うじて見えるけどもルアーには見向きもしない、そんな有様でした。

 サターン君は、釣れないせいか疲れて寝てしまったので、僕一人続ける事に。舟の後ろで見事に寝ていたので、黙ってダムサイト側まで舟を進めてみました。

 僕が子バスを釣った頃にサターン君が起きましたが、ダムサイトまで移動した為にバッテリーを殆ど使い切ってしまった事に、本人お怒りの様子。そりゃそうだ。釣りを始めて数時間で使い切ってしまうんだから…。それでも、何とか残りの電気で船着場まで帰り着く事ができました。またもや後ろで寝ていたサターン君は、戻れるとは思っていなかったみたいでした。(苦笑

 戻るなりボート屋の事務所でバッテリーを充電する。足しにはならないけど、せめてもの抵抗という事で。その間、昼休憩も兼ねて谷瀬の吊橋を眺めて来ました。こんな吊り橋でも、渡る為に並ぶ観光客が居るもんだなぁ…。

 短時間観光を終えてボート屋に戻っても、サターン君は事務所で寝てしまったので、僕はそのまま釣りに出る。昨日ほどの風は吹いていなかったので、オールを漕いで十分動けました。が、1時間程頑張ってみたけども、一度魚が軽くワームに当たった程度でした。

 夕方、16時頃から最終決戦に挑みました。中途半端な充電のバッテリーで挑んでいましたが、後からボート屋のオッサンが追いかけて来て、他の客が返却したバッテリーを貸してくれました。釣りの知識や情報を全然持っていなくて役に立たないボート屋だと思ったけど、こればかりは感謝します。

 最後の最後で、僕とサターン君が1匹ずつで終了。結局、バスの居る層すら掴めずに手掛かりが分からないまま何とか釣ったような終わり方でした。ダムの雰囲気も、ずっと何か少し寂しい雰囲気が続いていたような感じでした。

 ボート屋にもバッテリーのお礼をちゃんと言っておきました。しかし、レンタルボート屋も僕の年齢を21歳位と思っていたそうです。どうやったら30手前の人間をそういう風に見れるかな?

 最後に、「又来いよ」と言われて、「この2日間の思い出は、一生忘れません!」と返したら、「だーから、又来いって言うてるやろ!」というオチもつきました。

 思った以上に、結果と内容が充実できなかった今回の釣行でした。大型連休で時間の余裕が気の緩みを起こして怠惰な釣りになってしまったのだと思います。

 その代わり、反省材料はたくさん見つかったと思います。