2008年 1月13日

 一人の会社員がダムの上で釣りをしていた

 正月休み中に、一度はどこかのダムへ単独で出かけてみようと思っていたので、今日辺りを選んで企画を実行に移しました。最初はT君が加わる予定ではありましたが、急遽キャンセルがあったので、当初の予定通りの単独行動となりました。

 午前5時半に市場を出発。今日は休日出勤の当番でしたが、3時前には仕事を終わらせてから市場で暫く休んで出発時間を見計らっていました。本音を言えば、中途半端な睡眠しか取れなかったので、ちょっと眠かったです。

 午前7時に合川ダム到着。会社の作業着のまま入ったせいで、ボート予約の客に見られずに玄関先で呼び止められてしまいました。どッかの業者に見られても、当然か…。一瞬はそんな事がありましたが、無事に山遊館で受付を済ませる。予約時には、到着が8時以降に遅れるとか言っておいたのでしたが、結局7時到着になってごめんね★

 ちなみに、今日のボート利用客は、僕を含めてたった2名でした。事故が起きた時の事を考えると、とっても心細く思えました。

 出船時は天候が良さそうでしたが、既に船着場の水の色は茶色に濁っていました。先日まで降り続いた雨の量が多かったという事でしょう。しかし、僕と他の利用客1名と、どこかで自力で舟を下ろした2名以外居ない状態って、妙に寂しかったです。

※本日のダムの風景。一見綺麗だけど、水は既に茶色でした。もっと茶色い場所もありました

 今までなら、最初は将軍川(だよね?サターン君)へ一番最初に入るのですが、濁っていたのでパス。理由は分からないけど、山遊館の近くは濁っていなかったので、今日はこの辺りを重点的に動き回りました。

 いざ、釣りに入ると悩みました。時期は冬だから、夏場と同じような釣り方は出来ない。濁ったエリアを避けたものの、水温は低くてミノーやら横に動くようなルアーは厳しいだろうし…という事で、岸もしくは岩盤沿いにダウンショットリグで誘ったり、バイブレーションで上下に揺さぶりながら岸や岩盤と平行に引っ張る作戦にしました。

 が、そんな思いつきで釣れたら冬場のダムでの釣りは苦労しません。当然不発です。せいぜい、リグを巻き上げてくる時に2回程バスが追いかけてきて反転する瞬間を見ただけでした。無論、魚を見つけたり追跡するスキルはもとより、こういう状況で縦に上下での狙い方と技術を持っていない僕は当然苦労する訳で、時間だけが過ぎて行きました。

 午前9時頃から風が吹き始め、釣りをするには少し不便になり、風裏になる場所を探してダム中をウロウロしましたが、どこもかしこも風が吹いて波が立ち続けたので、最初のポイントを中心に粘りました。

 結局、午後13時まで頑張っては見ましたが、何の収穫も無く瞑想し続けるだけで終わりました。情報収集もさながら、戦略構想も無いままの無謀な釣りだったと猛反省しました。この状況でも、釣れる人はきっちりと釣って来るんだろうなぁ…。

 ちなみに、今の時期は皆メタルジグでのジギングで結果を残している人が多いそうです。僕に至ってはメタルジグすら所有してねぇよ〜(泣

 …という訳で、今回は余りにも無謀すぎました。その「完全敗北」の中からたった一つ学んだ事は、"釣る公算の無い安易な釣りは計画するな"という事だけでした。次は行く時期と狙い方を少しでも考えて行こうと思います。ちょっと賢くなりましたね。

 今日の釣りが、今年の僕の一年を象徴するものと思っていただけに、最早僕の今年の命運は殆ど決まったみたいなものになりました。

 修行のし直しでもしましょうか…。(苦笑。

おしまい

 PS:しかし、何故ボート屋の人達は僕の顔を覚えていてくれたのでしょうか?しかも、ここでは僕とサターン君がセットになる事まで覚えていてくれました…。我々は意外と覚えやすいキャラだからかな?