2007年 10月2日〜7日

 捨てるチヌあれば拾うチヌあり

 何か格好悪いタイトルだなぁ…。ま、それは放っておいて、今回は普段厄介になっている魚屋さんからチヌを釣って来いと言われた事から、約1週間もの激戦苦闘を強いられる事になりました。

 10月2日(火):まず、この日に話題が持ち上がり、魚屋さんからの指令で週末までにチヌを釣って来る事を約束する。目標は30センチ。しかしながら、10月1日より会社が新体制に入り多忙の為に調査と釣りは断念。

 10月3日(水):腰痛と急用の為に釣りは断念。

 10月4日(木):チヌを釣らなければいけないのに、家の近所でバス釣りに興じる。別に、気分転換という意味ではありません。何気なしです。

 10月5日(金):今日こそ!と気合を入れて挑む。家に帰らなくても良いように準備を整えて挑む。しかも、今回は協力者として元I永商店バイトのシモちゃんを違う釣り場に配置しての完璧な布陣で挑みました。

 が、釣れたのは10センチ台のセイゴと、20センチ弱のチヌ。さすがにこれでは全然話にならない。何とかしないと…と思いながらも19時に差し掛かろうとする頃には弱気になって諦め始める。あー、シモちゃん辺りでも釣ってくれないかなぁ〜★

 そこへ、まともそうなサイズの魚がヒット!最初は40センチ台のスズキが掛かったのだろうと思い込み、これでチヌが釣れなかった言い訳として許してもらおうと思いながら取り込もうとするが、以外にサイズは大きくて抵抗することに気付く。しかし、ネットは用意していない。一体どこが気合が入っているのか疑わしいが…。

 思い切って、唯一の水際まで行ける場所まで降りて行ってビックリ!スズキではなくてチヌでした。思わず背中が凍り付きました。暗闇の中でも明らかに30センチはあり得るサイズだったので、逃すものかと魚の腹を強引に掴んで自ら引き抜きました。

 掴んだ魚を見てビックリ!まずは、サイズが30センチどころか大袈裟に行っても45センチはありました。自分が普段釣りをしているポイントではこんなサイズは滅多になく、30センチあれば万歳ものなので、破格のサイズが釣れた事には驚きました。

 続いて驚いたのは、魚種が黄ビレではなくて正真正銘のチヌだったのです。慌てて魚を箱に入れて魚屋さんに連絡を入れてから、シモちゃんには「釣れました。協力ありがとう」と言って先に釣り場を離れました。今から思えば迷惑で無責任ですよね。

 さすがに、魚屋さんの自宅へ持ち込んだら、あまりの立派なサイズだったので、家族が全員飛び出して見に来ました。正直恥ずかしかったです。そこで、とても喜んでくれた魚屋さんは、僕に報酬として刺身や魚を沢山くれたので、家に持って帰りました。

 10月6日(土):一夜明けて魚屋さんのお店に行くと、無事に納品は済んでいて、その魚は1500円で売れたそうです。僕の見込みでは500円だと思っていました。

 10月7日(日):土曜日の夕方から、市場の人達と食事に出かけ、その後市場に戻って駐車場に車を停めて寝ていました。家に帰る前に夜明け前に釣をする筈でしたが、午前2時頃から騒がしくなるし、人が寝ているのに、近くでI良商店のトラックが動き出したので目が覚めました。折角静かな駐車場に入って寝ているのに騒がしい!

 気分を害する目覚めでしたが、とりあえず市場を出て釣りを始めました。しかし、到着した時間帯が悪くて潮が止まっていました。当然、魚は釣れるどころか殆ど当たりもありません。更に、眠気が取れきっておらず、ルアーを変えようと外灯の方へ歩いて行った途端に自分の身長位の深さのある用水路へ転落してしまいました。痛…。

 幸い、足から真下へ落ちたので、着地直後は両足に痛みが走りましたが、続いて漫画で電気が走る表現があるように、痛みが左肩と首へ伝わって来ました。さすがに、これ以上釣りを続ける訳には行かず、ある程度痛みが和らいだ頃に用水路から這いずり出て、車に逃げ込みました。

 家に帰り着く前に一息入れようと、午前5時ジャストに家の近所のスーパーへ寄って自販機でコーヒーを買った直後にI良商店のO本さんに会う。僕が午前2時過ぎまで市場にいた事を知っていた(僕の車の近くに停めていたから)から怪訝な表情でしたが、起きてからここへ来るまでの経緯を説明したら、腹を抱えて笑われました。普通は、用水路に転落しないわな。

 そんな痛みを抱えながらも、一眠りして、起きてからは家の稲刈りをやりました。今回の日記は釣りなのか僕のドジッぷりを書いているのか分からなくなりました。