風屋ダム釣行記

 本来なら、釣りに出かけたその日か翌日にはアップできているのが普通なのではありますが、今回はそういう訳には行かなかったのであります。

 釣りに行ったのが5月27日(土)で、「だから?」と聞かれればそれまでなのですが、自身は昨晩26日の夕方20時にトロントから帰国したばかりでありまして、家に帰るなり道具を揃えていたという有様でした。したがって、海外旅行の片付けもしていないのに、釣りに出かけた翌日にはまともな釣行記など作成できる筈がないですね。普通なら釣りには行かないのですが・・・。でも、結果的には釣りには行ってきたのです。

 と、そんな言い訳がましい事を書くよりも、さっさと書き上げてしまいましょう。サターン君が非常に楽しみに(!?)していたらしいので・・・。

 5月27日(土)、数時間前にトロントから戻って来るなり出発の準備を進め、午前3時には家を出る。途中、迂回などで道が分からなくなるが、先行していたT君の助けを借りて無事に辿り着く。所要時間は約2時間半。慣れたら20分は短縮できるかな?着いた時には、結構大勢の客が来ていました。

 今回利用したのは、「レンタルボート川津」というレンタルボート屋さんで、とっても気が利いていて親切なお店でした。トレーラーに我々が乗る舟があったので先に道具だけ積んでいたら、我々も舟に乗り込めというので、言葉に従ったら、牽引したまま水際まで運んでくれました。普通なら、浮かべてある舟に「乗れ!」なんですけど、人間ごと運んでくれるのには驚きました。

 意気揚揚と出船したものの、数日前まで降り続いたと思われる(だって、カナダへ行ってたから天気分からなかったもん!)雨による濁りと、吹き始めた風に苦戦を強いられる。

 我々の思惑では、魚は表層もしくは付近まで浮いて来ているから、比較的釣りやすいであろうと思っていたのだが、それは立派な大間違い。浮いている魚なんていないし、特に「いかにも!」という目印にもならないようなポイントばかりなので、掴み所の無い釣りになってしまう。うーん、時間だけが無駄に過ぎてくよぅ・・・。

 あまりにも士気が下がりきってしまって、一時は川からの流れ込みがある合流点で渓流魚を狙うような行動に走ってしまいました。しっかし、ルアーを追ってきたあの魚は何だったんだろうね?

 息抜きをした所で、本命狙いに戻る。とりあえずは1匹を釣らなければならない訳で、必死に繰り返しの試行錯誤が行われる。ポイントと思われるポイントへ次々とリグを打ち込んでは移動を繰り返す。僕としては、5月頭の七川を思い出すような展開となりました。

 雨は早々に止んだけれども強い風は絶えず吹き続けてはいましたが、とりあえずT君が待望の1匹を釣り上げました。が、T君は渋い顔。「サイズが小さい」との事です。本人は御不満かもしれませんけど、僕にとっては「贅沢言うな!」と言いたい気分です。

 とりあえず、ホッとした事も確かです。

 今度は作戦を変えて、流れ込みに絞ってみる事にしました。それでも、釣れるのはT君ばかり。僕はこの場面でも前回の七川行きの教訓と弱点克服がなされていない事が浮き彫りとなり、ダム(傾斜)の底を攻めきれずに僕の苦戦は必死となりました。T君からもあれこれとアドバイスをもらいながらも1匹を目指しましたが・・・

 釣れるのはT君ばかり・・・。やはり、不得意分野を作ってしまった僕としては、ちょっとやそっとで埋められないような取り返しのつかない所まで行ってしまったのか?と悲観してしまいました。それでも、穴を作ったままではいけないので少しでも改善できるように必死に奮い立っては、ポイントというポイントとなる傾斜を丁寧に狙いましたが、結果は出せませんでした。

 どれだけ自分が偏った釣り方しかしていなかった事を改めて思い知らされました。個人的にはそれなりに臨機応変できると思っていたので悔しかったですね。魚が当たらなかったという事も含めてだけど・・・。

 結局、17時に終了。片付けをしてボート屋へお礼を言いに行く。そのついでに今日の情報を尋ねてみる。他の客は何組も2ケタ以上釣っていて、中には48センチを筆頭に25匹などという我々とは比べ物にならない釣果を残しているのには驚きました。しかも、ポイントはみんな揃って「岬」でした。

 僕らも最初は、このダムは特に地形変化が乏しいから岬が狙い目だと思っていたけれども、結果が出ないから見切っていたのですが・・・。どうやら、我々は岬を攻めきれていなかった模様。

 帰る途中に食事をする前に、Always02号君のバイト先に立ち寄ってきました。

 T君、今日の釣果は振るわなかったけど、お互いそれなりに教訓になる事があって面白かったと思います。また、時間ができたら一緒に行こうね。今度は足を引っ張らないように努力しますね。

 いつもながら、後半になったら書く事に困るし、内容の方もやたら端折ってしまうので、まとまりの無い釣行記になるなぁ・・・。

おしまい