七川行き2006・夏

 これは、7月16日(日)に起きた、本当のお話です。怖くも不思議でも面白くもありませんが・・・。

 午前0時から4時前後まで、僕は当番による仕事の時間であった為、僕が終わってから合流して出発するという運びで今回の釣行は企画されていました。当の僕にとってはかなりキツイスケジュールでしたが・・・。

 まずは、午前4時丁度にりょう君が、続いてサターン君も合流しまして、午前5時には僕の車一台に荷物をまとめて出発しました。いつもは暗いうちに出発だけど、今回に限っては夜が明けているから走りやすいや。

 ・・・と、3時間半後の8時半にはおなじみの宿泊先である海霧に到着!・・・というのも、出発前に店に進呈する酒とシマアジを手に入れていたからなのです。

 そこから走る事30分。ようやく七川ダムに到着。今回ばかりは我々の到着が遅かったので、ボート屋さんには心配されていました。立場が逆転ですよ。

 とりあえず、10時前には出船。既に日が昇って暑いのなんのって。ここ数日暑かったけど、今日はまた一段と暑かった気がしました。水に手を漬けてると、冷たくて気持ちよかったですよ。

 さて、釣りの方はと言いますと、開始直後からりょう君が絶好調で、センコーのノーシンカーをゆっくりと落とし込んで行く方法が大成功だったのか、何度も釣ったりバラしたりを繰り返していました。ちなみに、りょう君は去年の七川以来殆ど釣りをしていないから、一年位のブランクがある訳です。それなのに、この好調ぶりは一体・・・。

 その一方で、僕は当たりも無いまま呪文のように「暑い暑い〜★」と唱え続けながら汗をただ流し続け、またサターン君に至っては、扱いなれない舟に大苦戦していた模様。

 後に分かった事ですが、動かなくなった舟は故障ではなく、ただの燃料切れでした。使用した2馬力エンジンは燃料タンクが外部になく、内蔵されているタイプだったので、すぐに消費してしまうそうです。予備の燃料ももらっていたらしいです。・・・て、そんな事は僕にも分かりませんでしたってば。

 ただ一点述べるとすれば、りょう君はエレキの操作はあまり経験が無いので、うまくポジションが取れなかったりと四苦八苦していましたね。ま、1日踏み続ければ慣れるでしょう。

 依然として、りょう君だけが追加を加えて合計で3匹釣っており、絶好調を維持したまま午前中を終了しました。とりあえずという事で、一度陸に上がって昼食を取って小休憩を取る。僕は突き刺さるような日差しとあまりの暑さにやられてしまっていて、ずっと水ばっかり飲んでいました。この時、僕は内心午前中釣れなかった事に対して少々焦っていました。サターン君もそうだったに違いなかったでしょうね。食事中ずっと昼からどうしようか?と悩み続けていましたから・・・。

 午後からこそは!と、現状の打破を狙って再出撃!しかし、虚しく意気込みだけが空回りしてしまい、サターン君も僕も何の動きも無く、りょう君だけがまた1匹追加・・・という有様。ああ、残り時間が1時間半程しか・・・という状況に追い込まれた時に、背に腹は代えられず、りょう君にあやかって同じ方法を取る事にしました。その瞬間から、戦局はようやく動きました。

 まずは、僕に待望の1匹が釣れました。りょう君万歳!サイズは、ざっと見て25〜27センチ位かな?嬉しさのあまり、りょう君の助けを得て写真を一枚・・・。撮影に至って改まってしまう僕も僕だけど、嬉しい事は正直に嬉しい!と言いますよ。何であれ、魚を釣る事が目的ですからね。

 その盛り上がったムードに水を差すように(失礼!)、サターン君からも無線が入る。どうやら、釣れたらしい。駆けつけてみると、23〜25センチ程のサイズを持っていました。ああ、良かった。これで全員ひとまず1匹は釣ったという事で安心しましたよ。

 その後、僕とサターン君は、りょう君を追いかけるが如きペースで2匹・3匹と猛追を掛ける。いつもながら思いますけど、誰かが好調ならそれにあやかるに限るんですけど、意地を張って素直に続こうとはしないんですよね。

 結局、17時手前にて釣りを終了。結果としましては、僕が3匹・りょう君5匹・サターン君4匹という結果で、最も大きいサイズがりょう君の40センチジャストでした。僕だって35センチが1匹あったんですよ。

 ダムを後にして宿泊先の海霧を目指す。本日2回目だね。今日はみんな丸1日太陽の光を浴びてしまって肌がヒリヒリしている上に、汗も沢山流しているので、早くお風呂に入って一日の遊び疲れを癒したいよね。

 でも、折角南まで来たのだから・・・。

 海をバックにした写真を一枚・・・。

 更に、ベンチへ横たわっていてもカメラは僕を捉え続けていたのである。

 お風呂に入った後は、お待ちかねの夕食!・・・っても、ここは中華しか出ないけど、腹を空かしていた我々は満たされるまで一心不乱に食べ続けました。お酒が回ってしまった後の僕は、「おぢちゃんモード」全開になってしまい、一体どのようにして食事を終えて部屋に戻って行き、いつの間に寝てしまったのかは正直覚えていません。

 そんな訳で、気が付けば翌朝の午前4時。肌がヒリヒリする感覚を覚えながら午前5時には店を後にして、午前8時半前に市場に到着。ここで各自の荷物を分けて解散しました。

 とりあえず、今年の夏の活動はひとまず終了!次は秋に紀ノ川で鯉釣りでもしますかな?

 最後に、

今回の旅行、僕が全額負担してるやんけ!

 ちゃんちゃん。