激戦!?七川ダム
〜本州最南端のダムで見た物は〜
7月17日(日)、七川ダムに向かうべく亀田家へ午前1時半に全員終結!今回の過酷(だろうと思う)な釣行に挑むメンバーは、サターン君・T君・Always02号君・りょう君+僕の5名。思えば、七川遠征において過去最多のメンバーで挑むという事でもあり、皆の士気は十分。特に、今回初参加となったりょう君・Always02号君は特に期待に胸を躍らせている(筈だよね?)。そんな訳で、移動も車を二台用意して2号車にはサターン君とT君とみんなの釣具、1号車にはAlways02号君とりょう君に分かれて出発。
・・・で、予定通りに一気に目的地へ到達するのかと思えば、2号車組が串本のコンビニへ立ち寄った際に1号車組はコンビに近くの串本漁港で道草をする。うーん、今日は日曜日とはいえ、魚が水揚げされるのか・・・。何て貴重な光景なんだろう、こんな光景は滅多に見られないから記念撮影をしよう!ぱちり。ついでに、清○水産のトラックも、撮影だ!ぱちり。
そんな事をしつつも、午前六時には目的地へ到着。だが、我々を待ち受けていたのは厳しい現実の数々であった。まずは、過去に何度か遭遇している「NBC」だか「JB」か知らなねぇかど、どっかの組織の大会。まぁ、別にどうでもいいけどとか思っていたが、過去の記憶からやり辛いなぁ・・・嫌な連中とバッティングしてしまったなぁ〜等々、嫌な記憶が脳裏をかすめました。
ちなみに、一般人は殆ど無し。後でボート屋に笑われたけど、ここで大会やるって分かってたら、一般人は来ないそうです。つまり、これらの連中が大会をする場所には一般人は来たがらない訳ね。その気持ちはわかるけど、我々は知らずとはいえ岩出から遥々来たんだから腹を決めて釣りをして行く以外は仕方がないよね。
次は水質。ある程度の減水は予想していた通りだったのですが、先日の大雨の影響と高温で濁りとアオコが発生してバスクリン風呂状態でした。うーん、折角水着を持ってきたのに、今年も泳げないではないか・・・。
そんな不利な状況と向き合って出船。舟1を駆るサターン君?T君の商大コンビは早々に上流方面へ消えていった。僕は舟2に一人で乗り、02号君とりょう君は舟3に乗った。そして、とりあえず初めての二人と一緒に回る事にしました。さて、初参戦のりょう君と02号君はどう出るかな?と伺いながら・・・。
で、二人の様子を見守っていたのだけれども、時間だけが過ぎ去って行く状況に耐え切れず、二人を過去の実績のあるポイント付近へ誘導する。ここなら余程知り尽くしている人以外は狙わないポイントだから、彼らの力でうまく釣る事ができるだろうと思っていた矢先に、次々とトーナメンターが割り込んではルアーを打ち込んで行く。
よくもまぁ、トーナメンターとはいえ我々一般人に対して遠慮なしで割り込むとは呆れたものだ。かといって怒るだけ無駄だ。トーナメンター自体は釣ってポイントだけを稼ぐ点取り屋だから、例え一般人がいるポイントでもお構いなしに絨毯爆撃をかまして横取って行くような人間だから、周りに配慮する神経なんか持っていないわな。やっぱり、トーナメンターは嫌われる釣り人だと再認識しました。
そんな訳で、僕のとっておきのポイントも先に叩かれて釣られて行ってしまったので、トーナメンターの居ない場所を探して移動を繰り返すが結果は振るわない。何で我々一般人の方が肩身狭くしてトーナメンターに気を配って釣りをしないといけないんだ!?・・・とか思っていた頃に、上流の混戦から引き上げてきたサターン君とT君から、思いもよらない結果を知らされる。
そう、サターン君が58センチを釣り上げて来たと言うのだ。T君を除いて全員ビックリ!しかし、再び気合も入って来たのでもうちょっと頑張ってみるけれども、02号君が30センチを釣る程度・・・。行き詰まった末、昼には少し早すぎるけども厚さもピークだったので一旦引き上げて陸で食事をする。みんな打開策が見つからず、言葉も少なめの昼食事でした。だって、好調とは言えぬ前半だったし。
食事を終えてメンバーチェンジして後半戦に挑もうとしたのだけれども、今度はT君の舟のエンジンが掛からなくなり、僕の乗っていた船のエレキが甲板からネジごと外れてしまう始末。一時は「58センチの呪い」とまでささやかれたが、そんな馬鹿な事を言っている暇はない。すぐさまボート屋に駆け込んで修理してもらう。エレキは簡単に取り付けてくれたが、エンジンの方は一向に直らず、30〜40分のタイムロスを強いられる。ふぅ〜日差しがキツイぜ!
エンジンの修理が終わる頃、トーナメンター達が検量に引き上げてきたので、邪魔な奴らが消えてくれるのでこれは絶好の機会とばかりに各自飛び出して行く。後半は舟1にT君とりょう君、舟2にはサターン君、そして、舟3には僕と02号君が乗って嬉々として後半に全てを賭けて出て行きました。
後半はダムサイトへ向かってじっくりと攻める事にしました。11時頃から出始めた風が昼を回っても強烈で、操船もキャストも思うようには行きませんでした。更に、サターン君の58センチという1匹が皆へのプレッシャーとなっているのではないかとも思われました。そんな02号君に強烈な当たりが出たのですが、瞬時にラインを切られてしまいました。何たる不運・・・。悔しい思いも消えぬ間に、りょう君が釣ったとの報告が無線に入る。子バスしか追加できない事に今ひとつ満足できない02号君と、こりゃほんとうにヤバい!と焦る僕。結局、ダムサイト側でも結果を残せませんでした。
更に後半開始直後、エレキがまたネジごと外れてしまいました。一体どーなってるんだ?今日のボートは全然調子が良くないぞ!?外れてしまったエレキをどないせーと?我々以外の客やったら、間違いなく怒鳴り込みに行ってると思われますが・・・。
そんな状態で、最後にもう一度僕のお気に入りポイントへ向かい粘ってきましたが、02号君が午前中に釣ったポイントで彼が再び1匹という状態でした。15時30頃に釣りを終えた時点で何も釣っていなかったのは、僕とT君でした。(涙
それからすぐに全員を引き上げさせて荷物をまとめ、それから山を下って古座で民宿兼殺人的悪徳中華料理屋を営んでいる友人の所に身を寄せました。で、お風呂に入って食事をして全員早々に寝てしまったんですけど、食事の後半辺りからどうも記憶がないんですけど・・・。
翌18日(月)、午前2時に起床。すぐさま出発の支度を済ませて彼の店から逃げるようにして岩出に戻る。亀田家に午前6時に到着。そして、荷物の確認をして解散しました。
かなり過酷な条件下での釣りでしたが、大勢で色々あって楽しかったです。次も、これくらいの人数で集まって行けたらいいなぁ・・・。今回は特に書く事が無いので、無理に引っ張って書きました。そんな訳で、おしまい!