亀田主催ミニゲーム 2004最終戦

 9月12日(日)、かねてより天候と運営が危惧されていた「亀田主催ミニゲーム」=親睦会は、ひとまず開催される運びとなり、運営役の亀田はホッと胸を撫で下ろす形となった。しかし、当日の亀田を最も驚かせた事は、開催場所の粉河町・桜池に一番乗りしたと思っていた筈が、一番最後の登場という格好の悪い出来事であった。

 

 それでも、亀田以外に運営には何らかの影響も無く、午前7時を以って2004年度の三回戦(最終戦)の幕開けとなった。ここで、今回の参加者の紹介ですが、

 ◎サターン君(大商大OB)&T君(大商大4年) チーム名「いつもの二人」

 ◎Always1号君・Always2号君 チーム名:「Team Always Lure company」

 ◎ザク1号さん・ザク2号さん チーム名:「弱い釣り人」

 ◎城向(弟)君・望月君 チーム名:城向(弟)・望月組

 ◎谷川さん(大商大OB) 個人登録

 ◎亀田(大商大OB) 個人登録

 以上の顔ぶれとなりました。今回の初参加となりましたのは、Always1号君をはじめとする6人と、飛び入りで登場の谷川さんでした。まだ3回目だけど、今回は過去最高の規模になった事には主催の僕としても喜ばしい限りです。また、今回来てくれた谷川さんに対して、現地まで飛んできて下さった事には非常に嬉しいことでしたが、説明不十分な為に怒りを買う点が多かった事には反省しております。

 さて、当日の開催模様ですが・・・

 午前七時に無事全員集合し、登録者確認を兼ねた挨拶と主催する僕からの説明と合図を以って親睦会の開始となる。仕度のできた組から出船して行く姿を見送る。都合で手漕ぎボートが当たってしまった谷川さんの視線は痛かったが・・・。少し遅れて僕が最後で全員出船となる。

 開始早々、サターン君が1匹釣ったとの情報を得て、彼のいる場所へ懸け付けるが、既にリリース後であった為に計測不能となる。勿体無い・・・。皆の様子を伺いながら回ろうと思って動き出した頃、少し離れた所にいたAlways1号君がサイズはバラバラでありながらもペース良く釣っている。周りの様子からすれば羨ましい光景である事は間違いないと思いました。

見回りの途中、ピースサインで応えてくれました。
それからしばらくこの光景が見られました。

そうしていると、8:20分にAlways1号君が最初に正式計量できるサイズで、36センチを釣りました。

8:20分、子バスに混じって36センチ

 この1匹で近くにいた者達には刺激となったようで、士気のあがる者や焦りが入る者もいたようです。ちなみに、僕は後者の方です。何せ、ここでは一度も1匹も魚を釣った事がなかったので・・・。

 また、開始直後に15分ほど小雨がパラつきましたが、通り雨だったようですぐに天気も持ち直して安心しました。前回(1回戦)のような結末にはならなくて良かったと心底ホッとしました。その後10時頃まで続いた照り返しが余計に我々を苦しめてくれました。

 それから間もなくして8時34分。谷川さんが39センチを釣る事で一気にトップに踊り出る。この1匹が皆の緊張感を高めてしまった事は確かで、この瞬間より近くに居た皆の目が真剣そのものに変わっていました。さすが、「何か(※奇跡だったり事件だったり)を起こす者」と仲間内で噂になるお人や・・・。

恐れ入りました

 その後も各人は調子良く釣り上げる事には成功はするものの、サイズが奮わない・・・といった状況が続き、午前9時代には一時皆の当たりがピタリと止まってしまい、皆のテンションも停滞気味となる。それでも皆はこまめなルアーチェンジやポイント移動で最大限の努力をする姿を見せてくれているのに、この僕はただ一人脱力して風に流されていました。ああ、恥ずかしい・・・。

皆のまなざしは真剣そのもの
漂流中に風景の撮影なり

 その無気力状態で漂流中に、ザク1号さん&2号さんの舟に接近したので、突撃リポート開始!。1号さんが開始直後に釣って持っていたバスの計測をする。サイズは36センチ!この時点ではAlways1号君の記録に並んだ事になります。

 しかし、開始直後に釣っていたなんて知らなかったので正直驚きました。しかも、ポイントは池の南側だそうで、今回皆が集中していた北側と反対になります。よ〜く目を凝らしてみると、池の南側の護岸が浅くて段差もある事で十分なポイント形成をしている事が分かりました。僕はその辺りを軽視していたという事です。嗚呼、僕って観察不足だよぉ。(嘆

ザク1号さんが開始直後に釣ったという36センチ

 後の話になるけど、同船していたザク2号さんは、この後の10時前に36センチを釣っていたそうです。僕は写真を撮ったつもりでしたけど残っておりませんでした。計測してすぐに逃がしてしまったからなのかでしょうか?いや、恐らく僕の撮影ミスだったと思います。とにかく、2号さんの貴重な1匹が掲載できずで非常に申し訳なく思います。

 午前10時半過ぎに、もうすぐ11時か〜残り時間も少ないな・・・。と思っていると、Always1号・2号君組が最初に手応えを掴んでいたポイントに戻ってラストスパートかな?と思われる快進撃を始める。朝と同様に池の北寄りの藻と段差のあるポイント付近にとどまって釣り続けているではないですか!

何か大きく見えるけど36センチ辺りでした。惜しい!

 僕も近付いて様子を伺ってみると、確かにテンポ良く釣り続けている。周りから見ても羨ましい光景である。しかし、子バスの中に混じってまともなサイズが出るけど、記録が伸びない。まるで同じバスを釣っているみたいだと笑いながら彼らは釣り続ける。確かにそうだ。だって30センチの後半は殆どの皆が釣ってはいるものの、40センチのサイズの壁を突破している者が誰一人いないから、確かに笑い話にはなりますね。ところが、10時46分にAlways1号君が39センチを釣る事によって谷川さんの記録に並ぶ!

 ぐあ!もうここまでやられたら、今日は二人が39センチという記録で終わってしまうのか・・・と思いながら、午前11時の町内放送が流れている最中にAlways2号君がとうとう40センチの大台に突入する。画像の方は残念ながら、計測が済んだ直後に彼がリリースしてしまった為に、画像の方は幻となる。まぁ、僕の記録メモが残っているから大丈夫だけどね。

39センチ!これでトップタイだ!

 それからも彼らはそのポイントを殆ど動く事無く釣り続ける。気がつけば、大勢の舟が彼らを取り囲んでいるではないか。しかも、視線は彼らに向けて一点集中しているが当の二人は気付いていない。それを見ていた僕は、面白い光景だなぁ〜と笑っていました。

 確かに、周りが殆ど釣れていないのに彼らのいるポイント付近は大当たりなのだから、金脈を掘り当てたと言っても良い位のベストポイントにいる事は間違いないと思いました。実は、僕も心底そのポイントを狙って最後の大逆転を狙おうとした大野心家の一人であったりもしたのですよ。(笑

 後ほど、彼らが語った話に寄れば、「あのポイントに小魚が沸いていて、数分おきに捕食行動が行われるので、その機会を待って狙った」と言うのだから全く無駄の無い戦術と観察力だと思いました。僕なんか見えバスすらまともに見られなかったというのに・・・。

 それからは特に大きな変化はなかったのですが、最後の最後までAlways1号・2号君組は絶好調でした。どうも最後に逃がした奴は本当に大きかったようで、とても悔しそうでした。

 丁度正午を以って親睦会は無事終了しました。記録上ではAlways2号君が11時ジャストに40センチを釣った事で優勝という運びになりました。その後は全員で昼食を行い、和やかな会話が弾んで楽しい一時になりました。

 食後は、自由行動と言う事で解散と言う事になりました。僕はその日稲刈りがあったので一番に抜けざるを得なかったのですが、残ったみんなはいろんな話題に花を咲かせたり情報交換等をしていました。こういう光景を見て、今回僕は交流目的で親睦会を行った甲斐があったと自己満足しています。これをきっかけに、普段から関西圏内の各地に散らばる人間同士で情報交換やコミュニケーションによって仲間の輪と結束を強めて仲良くして行って頂きたいと願います。

 最後に、忙しい中を遥々桜池まで足を運んで下さった皆様方に改めてお礼を申しますと同時に、次回の来年にも同様の企画が実施される場合、今回以上に力を入れて頑張りますので御協力と御参加の程を宜しくお願い致します。