七川紀行2004 夏

 時は2004年7月18日(日)、我等オウム真理教大阪商業大学釣りサークル+OB二名は前日から合流してから一路七川ダムへと進路を取る。毎年恒例の夏行事みたいな感覚だが・・・。

 さて、余計な話ではあるが、和歌山における高速道路が南部まで開通している事で、大阪方面より遠出していると思われる車が多く、田辺辺りでは最近では最も釣り客が見掛けられた。その代わり、南部より北側の海は釣り人が減っているかどうかは定かではないが・・・。

 とにかく、深夜に走ったとはいえ車の数は多かった。だけど、目的地への到着も早くなっていた。高速道路の区間が延びたという事で、時間の短縮ができるのは遠出をする人間にとって大助かりだと思った。

 だが、毎回七川への道中に立ち寄る「イノブータンランド」は車で一杯であった為に、停車して休憩する事ができなかった事が大きな心残りとなった。嗚呼、イノブータンランド・・・。

 さて、話を本題に戻して、4時間は掛けて到着させるつもりではあったのだが、3時間掛かったかどうかの所要時間で到着してしまったので、とにかく寝る。僕が最も睡眠時間が短いと思うし、何より体調も宜しくなかったので・・・。軽く1時間半は寝たな・・・と思って起きてみれば、とっくに日が昇っている。時計を見ても午前6時、さぁ〜てダムの様子はどうかなぁ?と車を降りて辺りを見渡せば、

減水してる・・・

 ちょっと待てよ!5月は大増水で今回は大減水かよ!?冗談キツいぜセニョリータ!と言わんばかりの大変貌を目の当たりにして呆けてしまう。そうしていると、レンタルボート屋のヘミングの兄ちゃんが来て舟の用意を始めたのでこっちも準備をする。用意を整えて午前7時に出船する。ときに、T君&Y君・亀田&サターン君という組み合わせである。

 舟を持ち込んでいる客は日が昇るかどうかの頃から出て行っていたようで、既に各要所に展開していた為にこっちも釣り辛い状況ではあったが、何とか入れたポイント(=偶然僕の夏場一級ポイント)でサターン君が本日最初の1匹目を釣る。

 予想外に魚が抵抗しているようで取り込みには時間が掛かったようだが、本人はサイズ以上の引きを味わうことができて感動している様子。その感動が薄れないうちに・・・とばかりに、いつもならここで記念撮影だぜパチリ!・・・なのだが、不覚にもカメラを車に置いてきてしまったのでサターン君の42センチは我々二人の記憶にしか残らない形となった。素敵な思い出をありがとう〜って話を締めるのは早すぎるわな。

 そうやっている向こうでT君がバラして悲鳴をあげておりました。本人曰く45センチはあったいう事ですが、「逃げた魚は大きい」と言いますし。当たり前の話、釣り上げてくれたらハッキリ分かったんですけどね。とにかく残念だけど、今日中には挽回できるでしょう・・・

 次に、朝食を取るのを忘れていたので、僕とサターン君は一旦陸に上がってパンを買ってボート屋に転がり込んで雑談しながら食べる。約30分後、それから僕達はデジカメを持って再度出船する。最初は上流本面へ進んだので、今度は下流のダムサイト側にする。しかし、その間に事態は大きく変わっていた。

二人が、T君とY君が景気良く釣ってるよ・・・(涙

 朴達より先にダムサイト側に来ていた二人は既に2匹・3匹と数を稼いでいたのであった。プレッシャーと負けん気に押されて奮起する亀田&サターンコンビだったが、苦戦する。しかし、ダムサイト側へ移ってからの1匹をサターン君が釣り上げる事に成功する。今度はデジカメを用意してあるからね〜。はい、チーズ!

こんどこそ、被写体をカメラに収める事に成功しました

 その直後にY君が腹減ったと叫びだすので、とりあえず全員合流し、早めに昼食と休憩を挟む。今日ここに来て一番良かった事は、天候が曇りでとて〜も涼しかった事だった。毎回ここへ来る度にとてつもない天候に当たっていただけに、今日のような釣りやすい気候だった感動はひとしおでした。その代わり、毎年この時期にここへ来たら誰かしらに会うのだが、今回は誰にも会いませんでした。せめてニアミス位はしたかったな・・・。

 午後からはパートナーチェンジという事で、T君&サターン君の「旧・商大コンビ」と亀田&Y君の「漫才芸人コンビ」(いつの間にかY君から師匠呼ばわりされていたのが気になったが)の編成で再出船!新たな人生(大袈裟)の船出を飾ると共に、

亀田「さぁ、昼から巻き返しに出てやるぞ!」

 と豪語に誓い宣言をして、

 亀田「魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!魚を釣るぞ!」

 亀田「私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!私は必ず魚を釣るんだ!」

 と念じたものの、全然巻き返しにならぬ有様。その一方でY君が「ここの魚はサイズに見合わず、かなり引きますね〜」と言いながら調子よく数を重ねていくし、無線機で状況を聞いても明らかに自分だけが取り残されている有様。嗚呼、私は悲劇のヒロイン(自己陶酔指数100)

何だかんだ好調なY君。侮れんな・・・

 こうなったら、ポイントを絞って釣ってやろうじゃないの!という事で、残り時間は再び夏場のMyベストポイントを時間掛けて徹底的に責め続ける作戦に転じる事にする。Y君にもそれを伝えてポイントに入ろうとするが、先行していたあっちの二人も僕の考えを読んでいたのか、それとも考える事は同じだったか、結局ポイントを左右に分けて釣る事になった。

 さー、このまま何も釣れず仕舞いになってしまったら、一体私はどうなってしまうの?(まだ悲劇のヒロイン風味で自己陶酔)とか言いながら、それでも頑張り続ける。頑張り続けても自分じゃ無くて、今度は向こうの二人が釣れてるよ・・・(泣

向こうの二人の様子。遠くて分からない

 後になって冷静に考えてみれば、僕を除くみんなは最低5匹以上は軽く釣ってるんじゃないのか?と思いました。皆の釣果をちゃんと聞いていないので、誰がどのポイントで釣ったとか全然データの統計が出ていないという事です。ま、それを忘れて釣る事だけに熱中できるというのも宜しいかと・・・。

 まぁ、このポイント近辺は大当たりだったみたいやな〜と思いながら向こうの二人を眺めていたら、今度は僕の方に念願の当たりが来る!嬉しさのあまりイカれていや、浮かれてしまったが、キッチリ釣り上げる事に成功!サイズ的に30センチそこそこだったが、自身としては感無量!さー、これから亀田の逆襲が始まるぜい!とかいいながら、

疲れ果てて眠ってしまいました

僕が釣った魚。やっぱ疲れた顔してんじゃん・・・(==

 ハッと気が付いて起きてみれば15時を回っていて、タイムリミット直前でした。あわー!こうなりゃ最後に一匹を・・・と悪あがきしたものの、短時間でそうそう上手くいく筈もなく、時間切れという形で終了となる。

 帰り支度をしてからボート屋に挨拶を入れて山を下り、これも毎度「もう二度と来るか!こんな店!!」の台詞が飛び出してしまう民宿兼廃業寸前悪徳中華料理屋を営んでいる友人の下に身を寄せる。今回は宿泊客の身ぐるみを剥ごうとする新技を披露してくれました。さすが、期待に答えてくれる中華料理屋だ。廃業する日を心待ちにしておりますぅ〜☆

 今回は、風呂に入って酎ハイ3杯で見事なハイテンションとなって、食事が済んでから勢いあまったフリをして障子やガラス・置物を破壊する魂胆だったが、真っ先に眠りこけてしまい破壊活動はできなかった。そのくせ、一番早く起きて夜中の二時に眠りの真っ最中にいる全員を起こしてすぐに逃げるようにして店を出る。岩出の亀田家には7月19日(月)午前6時前に到着する。

 あとは、荷物をまとめて彼らを駅まで見送って解散となる

 今回、僕が感じた事。

 1:Y君は本当に良く寝る>そして、無駄な動きでエネルギーを使い果たして寝てしまう。どこでもいつでも寝られる彼は、違う意味ですごいと思った。そして、最近は特に何を考えているのか読めなくなってきた気もする・・・。

 2:去年よりも釣り人が多い>高速道路の加減かな?海は磯釣り・渡船、ダムはボートを積んだ車がわんさかで、川はキャンプの家族と鮎釣りの人達が所々で見られた。それ位、人だらけだったという事。

 3:僕の布団は座布団だった。某民宿で陥れられた罠。僕の敷布団は座布団を縦に3枚敷いただけのものだった。おのれ!この恨みは忘れんし、いつか仕返ししてやる!

 4:今回の写真をまとめると、誰か約一名がまともに写っている画像が無いという事。つまり、僕のいる近くで魚を釣っていないという事になるのかな?

 5:結果報告と反省会をやっていない>亀田以外は一日どうだったのか全然分かりませんぜ!車に戻ったらみんな寝てしまうし、旅館に着いたら僕が真っ先に寝てしまったからね・・・。後日改めて反省会が必要ですわね。

「FREEDOM」の文字がイケてると思います

おしまい