七川紀行2004

 5月12日(水)、前日の夜に和歌山へやって来たT君と合流して、午前0時半に亀田家を出発。何と、今年は僕とT君の二人で挑む七川釣行となった。ここへ行く時は毎回相方が変わってしまうのよね(笑

 早速余計な話になるが、今回始めて高速道路で最近開通した御坊から南部までの区間を走ったけれども、中々いい道でした。感想としては、造るんだったら二車線道路にすれば良かったのに・・・と感じた。また、深夜の時間帯を程々な速度で走っていたにも関わらず、よく後ろから来た車に煽られました。そんなにトロトロ入っていたかな?

 久々なので、道も記憶がおぼろげながらフニャフニャしながら無事到着!やればできるじゃないかと自分を誉めたくなったり・・・。それはおいて、さぁ〜毎年車を停める所へ停めて寝るか・・・と思ったら、

水没してる・・・

 つまり、船着場まで少し降りないと行けないのだが、降り始めた所まで水が増えていたので立ち往生する羽目に。また、他に来ていた釣り人は、この状況に何ら動じる事無くそこから舟を出していた。我々は、辛うじて停められる所に移動してから明るくなるまで冬眠睡眠する事にする。だって、運転疲れたモン!ZZZ・・・

 少し明るくなってから、我々は岸から釣ってみようとしたが、一通りの手段を用いても全然釣れなかったので、僕一人早々に車に戻って二度寝をする。T君はそのまま釣りを続けていた。

 再び眠りこけてから、一体どの位時間が経っただろうか・・・。我が眠りを覚ましたのは、T君が運転席のドアを叩く音だった。何だろうと聞いてみれば、

釣れた

 の一言である。眠気による鬱陶しさをを払いながら、記念撮影をする。パチリ!撮影が済んだら、そのまま戻って寝続ける。ZZZ・・・。

僕が寝ている間にT君が釣った1匹

 しばらくしてから、もう一度T君に起こされる。そろそろボート屋はやって来ないのか?という事でボート屋を覗きに行くと、もう営業は始まっていた。慌てて手続きをして舟を用意してもらう。

亀田「水位上がって桟橋は沖の方に浮いておりますけど、泳いで取りに行くんですか?」

ボート屋「お前が行け!」

 こんなやり取りをしながら舟を用意してもらい、出発。ボート屋の兄ちゃんに敬礼をしながら万景峰号(当日借りた船の名称)は出発した。

 さーて、舟は出したけれども、普段とは全く違う状況に戸惑ってしまい全然釣りにならない。毎年来ているのに始めて来るような地形を成したダムと化していた。あれこれと試行錯誤しながら時間だけが過ぎて行く。

 普段のセオリー的な釣り方ができなかった事もあって、見えバスを狙って行く事になり、橋脚でT君が1匹釣り上げる事に成功!サイズ的には一応40センチはクリアー!良い感じだ。

本日の貴重な1匹

 これで、我々は波に乗っていけると確信したのだが、それは大きな間違いだった。この1匹目を釣った時点でバスがどのような状況で食い付いたかを考えて分析しなかった時点で我々は大きなミスを犯し、完全な敗北を決定付けたと後程理解する事となった。

 しかし、我々はこの勢いは続くと信じて疑わなかった為に、無駄に労力と時間を費やし、移動と試行錯誤の連続を繰り返すばかりであった。更に、午前9時を回る頃には風も吹き始め、我々を惑わす一因ともなった。

 食事を挟んだ午後以降も変化はなく、同じく試行錯誤と移動を繰り返した。そのせいか、今回初めてここへ来て非常に時間が過ぎるのが早いと感じた。さすがに埒があかないので、ボート屋の兄ちゃんに相談を受ける。アドバイスを少し貰ってから再出撃する。今度こそは・・・と思ってみたものの、結果は出せずに終わってしまう。唯一の心残りは、朝T君が釣った橋脚でルアーを追って来た30センチクラスを食わせる事ができずに引き返されて行った事であった。

水はこんな感じでした。見えバスもいましたが・・・

 今日一日を通して、T君は二匹で僕は0匹と言う有様。今までここへ来たら最低でも子バス1匹は釣っていたのだが、あまりの悪さにガックリする。思わず、高校時代数学のテストで5点しか取れなかった日を思い出してしまった・・・(恥

風景を撮影 遠くに見えるは舟を繋いだ桟橋

 今回は、釣り終えてから古座町田原にある民宿兼破滅的悪徳中華料理屋を襲撃するつもりではあったが、生憎その店は営業不振と度重なる債務で廃業、しかも一家は無理心中、建物は廃墟となっていたので身を寄せる事ができず、直接岩出向いて帰る事を余儀なくされた。

 帰りも、行きと同様に後ろから来た車に煽られながら帰るが、疲れと身体の汚れを落とすべく白浜に立ち寄って入れる温泉を探して奔走する。最終的には白浜温泉パーク 草原の湯に立ち寄るが、営業終了間際だったのであまりのんびりとしていられなかった。

 お風呂に入ってからしばらく岩出に向かって帰っていたが、今度は空腹の為に田辺市内のガストに立ち寄って遅い夕食となる。食べ終わってからは僕が疲労と眠気を訴えた為に、ガストの駐車場で1時間→田辺の目良港に逃げ込んで3時間→もう一度力尽きて切目の土産屋の駐車場で1時間前後の急速を取りながら、帰り続ける。13日(木)の午前5時過ぎには無事帰還。T君を紀伊駅で降ろし、家に帰り着く。帰り着くなり荷物を片付けてダウンしてしまった。

おまけ:舟に腰掛けて記念撮影に失敗の図

 今回はサークルと言うより、むしろ個人的な釣行だった気がする。ま、それはさておき、今回は体力を完全に使い切った気がします。ひょっとして、使い切ったのではなくて衰えたと言う事!?・・・とすれば、僕はもう歳かな?おまけに、腕と首筋が焼けて、火傷状態でヒリヒリします。(涙

おしまい