思いっきり番外編

〜亀田御忍び小旅行〜

 11月11日(火)、仕事から帰ってすぐに荷物をまとめて「北」(将軍様のいる所じゃないよへ向かいました。今回の目的は、琵琶湖博物館へ行く事であり、一人電車に揺られながら、ドナドナドーナ〜♪(ちゃうやろ!

 僕が進んだルートは、夜19時に家を出て車を友人宅に預かってもらい、南海羽倉崎駅〜難波・地下鉄御堂筋線難波〜新大阪・JR新大阪〜京都(湖西線乗り換え有り)〜比叡山坂本駅へ22時に到着。まぁまぁ連絡は良かったと思われます。

 比叡山坂本駅にてT君の手厚い看護、いや歓迎を受けて彼の家に一泊する。T君の御家族の方々、突発的な来訪で多大な被害を被った他、かなりのお気遣いを頂き、誠にありがとうございました。

※僕が何をやらかしたかは一切黙秘します。

 さて、今回のお話は翌日の11月12日(水)の事で、午前5時半頃に外の天気を確認して起床。博物館の開館まで朝釣りをする事にして、6時半前にT君宅と家族に別れを告げて出発する。蛍のひ〜かり♪(ヲイ

 移動時に僕ができるだけ覚えていた事は、

1:琵琶湖大橋を渡った

2:琵琶湖大橋は通行料が必要!

3:多分、何年か前にこの辺りへ来た事がある!

 です。大した事はないですね。(いっぺん死ね。

 とりあえず、琵琶湖大橋を渡った辺りで釣りを始めるが、世の中そんなに甘くはないと言える程に釣れない。その上僕は借り物のタックルを破壊することは免れたが、幾つもT君のルアーを湖へ資源ごみを投下するかの如く、ロストして行く。意図的じゃないんじゃよぉ〜!!

 結局、移動を繰り返しても釣れないので、博物館のある烏丸半島方面へ向かう。

 開館時間ぎりぎりまで裏手の方で釣りをする事に決めて再開!裏手には砂地があり、走り込み等の特訓ができる事を確認!!!(だから、いっぺん死ねって

 裏手は岩場なので、T君の進言に従って御互いテキサスリグを仕掛けて行く。実際釣り始めて岸際には、ゴミや藻屑が固まっていたので、投げるポイントが限定されて結構苦戦する。僕らの様に開館待ちしているのかどうかは不明だが、釣り人もそこそこ訪れていた。

 こんな状況で、釣る事は難しいだろうな、いやむしろ釣れないだろぅ、結局は時間潰し程度か・・・と思いながら、岩場と護岸の切れ目となった地点で岸沿いにワームを底引きすると、珍しや!数ヶ月ぶりに魚の当たりじゃございませんか!

 開館までの時間潰しが目的なのに、釣れないと頭から決め込んでいた琵琶湖(一応)で本当に魚が釣れるとは、瓢箪から駒・嘘から出た誠(意味チガウダロ!と言わんばかりであった。

釣り上げた直後の風景
サイズ的にはこんなん

 で、魚の方はと言うと、結構引きが強く、30センチは絶対あるぞ!と、かなりの御無沙汰な魚の引きに対して素直に喜ぶ。そして、魚の姿を確認して更に感激!自分の予想よりも大きい!フックも口と言うか眉間寄りの頭か上あごかわからない所へ完璧に掛かって(むしろ、貫通して)いたので、じっくりと引き上げることに成功する。どちらかといえば、時間が経つにつれて動かなくなって来たと言う方が妥当かも・・・

※本当に不可抗力ですよ!

 とりあえず、デジカメだけは持って来ておいて正解だったかな?

とりあえず撮影

 改めて魚のサイズに溜息が混じる。釣り上げたのはいいが、メジャーがないのでサイズが分からないから個人記録の対象外として扱う。一方、魚の方は針の掛かり所も悪かったせいと、針外しに手間取ったせいでご愁傷様。道理で抵抗も少なく簡単に釣れたと思ったよ。

 持って帰る事ができれば締めてやりたかったが、できなかったので野晒しや埋めずに(埋められそうな場所はなかったので)生まれた水へ還そうという事にする。また、琵琶湖は再放流禁止の条例も出されているので、「郷に入れば郷に従え」の通り、最初から釣れたら始末する考えだったので鯖折にして締める。わざわざ和歌山から出向いて僕の時間潰しの為に犠牲となった事への敬意を表して水葬する。

 その一方で、条例に関しての後味の悪さと生態系維持への必要性との板挟みで少しナーバスになってしまう。

 それから10分程して釣りは終了。開館時間となったので、博物館へ突入する。

 数年ぶりに博物館へやってきたので、僕はもう大張り切りでした。基本的に僕は、博物館や水族館巡りが大好きなのです!以前ここへ来たのは大学1年頃だったと思いますが、あの頃から毎年1回は来れたらいいなぁ・・・と思っていましたが、そうもいかずに5年の歳月が流れてしまいました。

こんな感じではしゃぎました

 前にも来た事があるんですけど、好きな事はやっぱり好きなので今回も楽しく見られました。しかも、今回は先程まで一緒に釣りをしていたT君も強制連行!たまには知的な部分にも触れても羅痛いと思います。

 T君は第一に滋賀県民であり、魚釣りをしていながら他の水辺の生物への関心の薄さをはじめ、関連する資料や研究を扱ったりしているここへ足を運んだ事がないのには参りました。

 今(2003年11月12日現在)での特別展示の内容や資料、色々な体験コーナーや水族館、更には場内レストランでブラックバスの天ぷらを味わったりしました。

 今回の特別展示では、琵琶湖に住む外来種の問題がテーマであり、僕も色々考える事がありました。他に僕が今日一番驚いたのは、バスがジャンプして水面付近を飛行中のトンボや小鳥を捕食するビデオを見れた事でした。生物の生態研究の方でもあれこれ勉強になったんですけど、余りにも凄絶な捕食が一番大きかったですね。

 あとは、生き物の世話が出来ないならペットなんか飼うな!って思いますね。人間の都合で捨てるのは、最終的には生き物を殺す事と同じだと改めて思いました。ワニや蛇をうっかり逃がされても十分困りますが・・・

 他に、滋賀県の某小学校のあるクラスではバスを飼って記録をつけていた事ですが、確かに個性的で独特な飼育と研究だけど、ブラックバスを飼うと言うのはどうもなぁ・・・。子供達が喜んで蛙や小魚・虫を食べさせて「元気に育ってね!」なんて微笑む姿は、ちと問題があるような気もしました。

 僕的視点から見れば、T君はバス釣りの色が濃いせいか、学術的観点で物を捉えていたかどうかは分かりませんでしたが、考えている事はバス釣りからは離れていなかったみたいでした。

 とにかく、彼を引きずり回しました。ちょっとは勉強になったでしょうね。(多分・・・

 今日は小中学生の社会見学も多く、ここなら結構勉強になる絶好の場所だと思いました。僕が教育者であれば一押ししますね。

 博物館を出てからはT君に駅まで送ってもらって帰宅する。今回は僕の都合の為にご苦労様でした。